2020年12月2日に設立した株式会社 QUALIA(クオリア)は、大阪府に本社を置く、日本発のネットワークビジネスです。取扱商材は、化粧品と健康食品で、特に化粧品は「ヒト臍帯血幹細胞順化培養液」が配合されていることが人気を得ています。ヒト臍帯血幹細胞順化培養液は、ネットワークビジネス業界でもアイテックインターナショナル、アフロゾーンなど利用している会社もあり、ドラックストアでも一般企業が販売しているほど、珍しい成分ではありません。
それでも、クオリアは2021年12月2日に正式にグランドオープンした時点で5000人の登録者がグランドオープンイベント(コンベンション)に参加しました。イベントについては、日本流通産業新聞・日経WEBに掲載され、これからの勢いに注目を浴びています。
これから参加を検討している方、気になる方もいると思います。そこで、この記事では、マスコミ業界で評判がよいクオリアビジネスについて、成長企業となり得るのか調べてみました。
クオリアはこれから伸びていくのか
グランドオープンイベントでは、代表取締役の神農 晶氏が、3年後の2024年11月期売上高を80億円に、5年後の2026年11月期に150億円の売り上げを目指すことを明らかにしました。150億円というと、月刊ネットワークビジネス売上高ランキング(2021年時点)で、9位シャルレ(156億円)10位モデーア(140億円)と同程度の売上高となり、TOP10入りとなり得る数字です。
これは、プレオープン時に、7カ月で2万人の会員が登録したこと、ヒト臍帯血幹細胞順化培養液を配合する化粧品や健康食品など新製品を次々と送り込む計画が挙げられます。
さらに、新プロジェクトとして「オーナーズクラブ」を立ち上げる計画もあり、クオリアの上位タイトルにあたるホワイトダイヤモンド以上を条件とし、毎年1人に「オーナーズボーナス」として、年間利益の10%を配当する仕組みを設けたり、貢献度合いに応じた報酬として最低1000万円が得られるようにするようです。
オーナーズクラブは、会員のモチベーションが高まる1つの起爆剤となるでしょう。ホワイトダイヤモンド以上のタイトルという条件がありますが、ビジネス収入以外に1000万円のボーナスを得ることができるのは、会員を勧誘するときの目玉となると思います。
また、女性週刊誌の「anan」「美人百科」に、クオリアの化粧品と健康食品が掲載されています。これも女性会員が増えている要因になっているみたいですね。
これらを見ると、ヒト臍帯血幹細胞順化培養液に関しては、まだまだ発展途上の分野なので、こらから伸びていく会社の予感がします。
女性だけでない男性にも人気!?クオリアの主力製品
クオリアの主力製品は2本柱。BELLEQUAGE(ベルクアージュ)とNMN DIOSA(エヌエムエヌ ディオーサ)です。クオリアは、「いつでも美しく」「いつまでも若々しく」を製品理念として開発しています。
BELLEQUAGE(ベルクアージュ)は、ヒト臍帯血幹細胞順化培養液配合の次世代セラム(美容液)です。30MLで会員価格16,500円(税込)小売価格「22,000円」(税込)となっています。配合成分は、水、プロパンジオール、ヒト臍帯血細胞順化培養液、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル、ナイアシンアミド、ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1、ヒト遺伝子組換ポリペプチド-11、ヒアルロン酸Na、シロキクラゲ多糖体、ジ酢酸ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミド、パルミトイルトリペプチド-5、パルミトイルジペプチド-5ジアミノブチロイルヒドロキシトレオニン、パルミトイルジペプチド-5ジアミノヒドロキシ酪酸、トリフルオロ酢酸テトラデシルアミノブチロイルバリルアミノ酪酸ウレア、水添レシチン、コレステロール、キサンタンガム、グリセリン、1,2-ヘキサンジオール、BG、塩化Mg、フェノキシエタノール、安息香酸Naと、配合成分が多いです。
ただ、キサンタンガム(増粘剤)以下の成分は添加物なので、無添加だと他社との差別化でき、美容業界で独占状態になりそうです。
NMN DIOSA(エヌエムエヌ ディオーサ)は、サプリメントです。主成分である「β-ニコチンアミドモノヌクレオチド」は、数多くの効果が期待できます。
・サーチュイン(長寿)遺伝子の活性化
・若々しさがよみがえる
・体力がよみがえる
・熟睡できる
・エストロゲンの上昇
・運動中の呼吸が楽になる
・肌のキメがアップ
・ミトコンドリアの活性化
・頭がスッキリする
・思考や集中力が高まる
・代謝が上がる
※医療法人美健会参照(https://biken-kai.com/nmn-therapy/)
もう〜ほんと、女性には嬉しいことばかりですよね!飲む美容液みたいな感じです。β-ニコチンアミドモノヌクレオチド自体は、医療現場でも点滴として利用されることもあり、安全性は確かと言えるでしょう。
配合成分としては、β-ニコチンアミドモノヌクレオチド/結晶セルロース、HPMC、ステアリン酸カルシウム、着色料(二酸化チタン)となっており、結晶セルロース(カプセルの素材)以下は添加物です。
まとめ
クオリアは、グランドオープンして、まだまだ若い会社となります。ネットワークビジネス業界では、グランドオープンして5年運営が継続できれば生き残ると言われており、今参加してもいきなり撤退という可能性や、一気に盛り上がり会員がより多くの報酬を得ることができる会社になる可能性。この二極性があります。
また、ヒト臍帯血幹細胞順化培養液を取り扱う同業他社が、グランドオープンして2年以内に、勢いが落ちている傾向が多いため、これからクオリアの経営力が試されるでしょう。新しい会社が必ずしも稼げるという事ではありませんので、これから参加される方は、クオリアの情報を客観的に判断することが必要となります。